子どもたちの学習方法を観察していると、成績がアップする子と伸び悩む子に大きな違いがあることに気付きます。 |
成績を上げていける子は「考える学習」ができているのに対して、伸び悩んでいる子は「写す学習」をしています。 |
この「写す学習」こそ作業なのです。 |
右から左へ、左から右へ、ただ漠然と書き写す作業を繰り返して勉強をした気になっているのです。 |
多くの場合、教科書や参考書に書いてある事柄をノートにまとめているだけです。 |
頭をつかって考えるのではなく、ただ写しているだけでどうやって成績アップできるのでしょう。 |
まとめの作業をやめて、思い切って教科書や参考書に気付いたことを書き込むことです。 |
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こうすれば、いつでも教科書や参考書を見るだけで大切な事柄をチェックできます。 |
ノートに書いていくと、どのノートに書いたかを探したりする手間があります。 |
ほとんどの場合ノートを紛失していますので、見ようにもすでに無い状態です。 |
いつまでも「写す」作業を繰り返していても成績がアップすることはありません。 |
いつも使っている教材に目立つように書き込むだけでまとめは完了します。 |
机に向かって勉強している姿を見て安心しないでください。 |
勉強しているわりに成績が上がらない場合は、勉強ではなく作業をしていると考えた方がよいでしょう。 |
「考える学習」ができるようになれば、自然と実力がついてきます。 |
早く気付いて改善させることで、子どもたちも自らの力で前進していくことができるのです。 |