第11回「空想にふける・瞑想にふける」
現代の子どもたちは意外に忙しく生きています。
テレビを見てボーっとしているだけと思っているのは大間違いです。
学校、部活動、習い事、ゲーム、パソコン、インターネット、テレビ・・・・・・。
書き出してみると、忙しく何かに集中していることがわかってきます。
学校と部活動に占める時間が最も多いのですが、それ以外に習い事を3つ4つしている子もいます。

家ではテレビを見ているとはいえ集中して見ていますし、パソコンやインターネットも必死でやっています。
そしてゲームでもして楽しもうと思えば、画面を凝視して集中しています。
一日中、集中しっぱなしの生活をしなければならない環境が現代なのです。
そこにスマホを買い与えてしまうと、許容量オーバーとなって勉強が手につかなくなるのは当たり前です。
こんな生活をしながら勉強ができるようになれと言うのは実に酷なことではないでしょうか。
親が子どもだった頃にはテレビゲームが出始めた時で、携帯電話やパソコンも普及していない昭和時代。
平成生まれの現代人は生まれながらにして、携帯電話やパソコン、テレビ、ゲームなどの環境整備がなされています。
親が子ども時代にこの環境におかれていたとすると勉強していますかね?
この危機的環境をしっかりと自覚している家では、ゲームやパソコン・テレビをあえて家に置かないようにしているところもあります。
そして空想にふけったり、瞑想したりする時間を少しでもつくって心を落ち着けてボーっとするのです。
目を閉じて静かな心をつくりだすことが現代人には必要です。
静かな心で勉強をした方が格段にはかどります。
お子さんの生活スタイルを見直して、勉強しやすい環境をつくってあげてください。
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