第8回「マッスル記憶法!」
勉強は机の前に座って集中して行うものという考えは間違っていませんが、記憶の強化法についてはそれだけではありません。
筋肉を動かしながら学習することで記憶が強化されるということをご存知ですか?

ある中学生にこんな学習法を提案してみました。
部屋の中をウロウロしながら英語の教科書を読もう。
なぜこんな提案をしたかといいますと、緊張しやすいタイプの子は筋肉が硬直しているため、からだの血流がよくないのです。
学習する上でも不利な状態にあるので、筋肉を動かすことで血流をよくさせるのです。
初めは嫌がっていましたが、部屋の中を一緒にウロウロ歩きながら英文を読み続けました。
これを繰り返していると、生徒からこんなことを言われました。
「前は英語が嫌いだったんだけど、歩きながらやっているとそんな気持ちにならないね」
そして、単語がなかなか頭から出てこない状態だった生徒が、いくつもの単語を口に出すことができるようになったのです。
生徒がいうには、「歩きながらやっているほうが頭に入る」らしいのです。
これがマッスル記憶法の効果なのです!
勉強は机の前に座って行うだけでなく、家の中をウロウロしながらでも効果があるのです。
じっとしていると眠気に襲われやすいタイプのお子さんには、この学習法は効果的です。
歩きながら眠ることはほとんどないため、学習効果がかなりアップします。
しかし、学校の授業中にこれを行わないようにしてください。
先生と一緒に全員でやるならよいのですが、教室の中をひとりでウロウロしたのでは先生や他の人にも迷惑です。
家で勉強する時に、マッスル記憶法を取り入れてみてください。
勉強はからだを動かしながら行うのも効果的ということで、いろんな動きを試してみると楽しく勉強できますよ。
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