令和5年3月、当塾は13周年を迎えました。
塾生や親御様のご理解とご協力もあり、昨年度もすべての講座を休むことなく営業し続けることができました。
心より感謝申し上げます。
さて、「新しい教育」が始まって3年が経過いたしました。
「早期英語教育」「学年前倒し学習」「ハイスピード授業」「ICT教育推進」と、盛りだくさんの内容です。
当塾では、この教育改革で子供たちに生じる影響を想定し、いくつかの対策を塾生たちに講じてまいりました。
最近になって、親御様から「本当にあれは役立っています!」という声をいただけるようになってきました。
また、高校入試や大学入試問題の変化にも対応すべく、独自の策を受験生たちに授業を通して伝授しております。
今後も大谷塾独自の指導で、子供たちの潜在能力が十分に発揮されるようにサポートを続けていきたいと考えております。
13年目に当塾で起きた出来事の一部を下記に書き出してみました。
この一年間、努力を重ねた塾生たち。様々な出来事がございましたが、すべてを紹介することはできません。
ほんの一部だけですが、大谷塾の雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。
「他の塾とは全く違う方法で指導していると聞いたので!」
当塾の指導の噂を聞いてお問い合わせされてくる親御様が数多くいらっしゃいます。
他の塾とは全く違う方法で指導しているという噂が立つほど、当塾の指導方法は独特なものなのかもしれません。
面談で指導内容をご説明すると大多数の方は受け入れてくださいますが、「信じられない…」とおっしゃる方も少数いらっしゃいます。
お子さんの向き不向きもあると思いますが、結果が物語ってしまっている以上どうしようもありません……
「春期講習も受講希望者急増で早期受付終了!」
ここ数年、夏期講習に続いて春期講習の受講希望者が急増し、受付を早期に終了せざるを得ない状況が続いております。
当塾の講習会は、別名「V特訓」という当塾が独自開発した短期特訓方式で行っております。
受講できなかった皆様、大変申し訳ございません。
指導できる人数には限りがございます。
ご理解いただけますと幸いです。
「上の子の時とは全く違う成長をしている!下の子もお願いします!」
次女が当塾に入塾し、その後の成長ぶりに驚かれた親御様が下の子の入塾を希望されました。
当塾の特徴のひとつですが、兄弟姉妹が全員、もしくは次々に入塾希望してくることが多々ございます。
入塾後の子供の学習に対する姿勢や学校のテストの成績など、様々な良き変化が理由であるのだと思います。
「コスパが最高!」という意見を頂いたこともございます。
この親御様が感じられたのは「子供の成長」ですが、当塾の指導法だからこその「あり得ない成長」がございます。
それを目の当たりにされたのではないでしょうか。
「どうしても大谷塾に入りたい!」
当塾は定員制となっております。
近年は入塾希望者や継続希望者が後を絶たず、「どうしても大谷塾へ入りたい!」という全ての要望に応えることができずにいます。
何度もお問い合わせをされている方々には大変申し訳ございませんが、指導できる人数には限りがございます。
可能な限り多くの方々に対応したい気持ちはございますが、指導に手を抜くことはできません。
ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
「奇跡を起こし続けた子!」
新年度が始まってから間もなくして、ある塾生(中3)の親御様から塾へ電話が入りました。
「子供が部活へ行く途中に交通事故にあって救急搬送されました!」
小学生の時に当塾へ入塾し、努力を積み重ねて中学校で成績上位者になるほど頑張っていた子です。
希望する高校への進学意欲を出していた矢先の出来事に、私は頭の中が真っ白になってしまいました。
1ヶ月ほど経過したころ、状況が一変しました。
「担当医が驚くほど、奇跡の回復をしている!」という連絡が塾へ入ったのです。
「先生、『子供が早く勉強しなきゃ!』と言っています!」という親御様の言葉に私は安堵しました。
退院して通学を開始し、本人の希望もあって通塾も再開となりました。
しかし、その姿は私の想像をはるかに超えるほど痛々しく、困難なものでした。
このままでは志望校への進学は断念しなければならないという状況の中、学校のテストの成績には現れない大きな変化が起き始めていました。
当塾で独自開発したテストの実力発揮度分析の結果が上昇に転じていたのです。
志望校への出願が迫る中、さらに別の形で好機が訪れていることにも私は気がつきました。
しかしそれは、もう一度奇跡を起こすために親御様の決断が必要なものでした。
合格発表当日、塾へ電話がかかってきました。
「先生、発表を見に行って来たら…、合格していました!」
私はその言葉を聞いて涙が止まりませんでした。
「屋代高校附属中生からの入塾希望者が殺到!」
不思議なことが起きるもので、屋代高校附属中学へ通う子たちから入塾希望の問い合わせが殺到するという出来事がありました。
今回、運よく?入塾できた子がひとりいましたが、以前にお問い合わせをいただいた時に満員でお断りした方でした。
屋代高校附属中に通う入塾希望者の皆さん、お問い合わせいただきありがとうございます。
タイミングが合えば、またよろしくお願いいたします。
「上田高校で学年1位になっちゃいました!」
上田高校へ通う塾生の中には「学年1位になっちゃった!」という子が登場することがあります。
入学時の成績からは想像できなかった結果に私も驚かされるのですが、あちらこちらの学年でそういう成績表を持ってくる子が出てきています。
学年1位になってから一度も抜かれたことがないという子もおり、本人も「どうして1位になれるのか不思議」という有様です。
「先生の指導は最先端ですね!」
ある教育関係者から言われた言葉。
きっと、時代錯誤な指導をしているという意味であろうと解釈することにしたのですが……
そう言えば十数年前、「大谷先生は講演会をするレベルですよ!」とか、「大谷先生は『プロフェッ〜』に出られるレベルですよ!」とか、誰かに言われたことがあるのを思い出しました。
皆さん、御冗談が過ぎますよ。
「学年1位だったんです!』
上田染谷丘高校に通う塾生が突然、「先生、学年1位だったんです!」と大喜びしながら報告してきました。
この子は科目選択のことでよく相談に来ていたのですが、通常では考えられない方法を私が自信をもって提案したところ、快諾してくれました。
私は指導する中で、この子の長所は粘り強さであることを見抜いていました。
この子の潜在能力をいかにして発揮させるか。
誰も選ばないであろう方法を選択させた方がこの子の能力は開花してくると私は確信していました。
効果が出るまでかなりの時間を要しましたが、粘り強さのおかげで想定以上の結果が出てしまいました。
「総合型選抜で受験します!」
「第3の大学入試」と呼ばれる総合型選抜試験。
この入試で合格を勝ち取るためには、勉学とは別に念入りな準備が必要となります。
これに果敢に挑戦することを決意した塾生がいました。
学力アップを図りながら、1次審査を通過させるための準備に数ヶ月。
「先生、1次通過しました!」と、大喜びで報告に来てくれました。
高倍率の1次審査によく通ったものだというのが私の正直な感想でした。
しかし、総合型選抜はこれで終わりではありません。
次は2次試験に向けての準備をまた数ヶ月間かけて行う必要があります。
2次試験で不合格だった場合のための準備も並行して行わなければならないという過酷さ。
2次試験に向けての相談を繰り返す中で、私はある手段を講じることに決めました。
これがうまく機能し、2次試験への準備が加速していきました。
2次試験を終え、「大変だったけどまったく緊張しなかった!」と、興奮気味に塾へ報告に来てくれました。
もし不合格だったとしても、やれるだけのことを全てやったという充実感に満ちている塾生の姿を見て、私は人としての成長をとても感じていました。
合格発表の日、塾へ連絡はありませんでした。
それから数日後、授業のために塾へ来た塾生は無言のまま座席に着いたのでした。
「先生、ちょっとお話があるのですが……」
「これを見てください。」
私に差し出されたそれは、『合格証書』だったのです。
「どうしても先生にこれを見せたくて!連絡をせずに申し訳ありませんでした!」
塾生からのサプライズに、私は「家宝にします!」と嬉しさのあまり訳の分からない言葉を発してしまっていました。
「本当に成績がよくなってくるんですね!」
誰からの紹介なのかはわかりませんが、当塾の噂を聞いて入塾したいと問い合わせしてきたのは1年前。
面談となるまで数ヶ月間待ってもらいましたが、「すぐに入塾します!」と即答してくれた子です。
それから数ヶ月が経過し、少し塾に慣れてきたころ彼はこんなことを私に聞いてきました。
「先生、どうすれば成績がよくなりますか?」
この問いに私は、「成績は勝手によくなってくるから気にするな!」とアドバイスしたのでした。
ある日、帰宅する準備をしながら彼は私にこう言ってきました。
「先生、自分の考えが少し甘かったと痛感しています。」
入塾してからの日々を振り返り、正直な気持ちを私に伝えてくれたのでした。
私はある一言を彼に伝えただけで、それ以上のアドバイスをすることはありませんでした。
その後、学校の定期テストの成績は上昇し続け、親御様から「本当に成績がよくなってくるんですね!」との言葉をいただきました。
今彼はというと、「大谷先生を恐れて、自分の部屋で猛勉強するようになった。」という噂を私は耳にしています。
『オニの大谷』効果ですかね。
トホホホ……
「高校生、全国模試で県内1位!」
各高校で実施されている全国模試。
出版社の模試もあれば、大手予備校の模試もあります。
学校で受験した模試の成績表を受け取った塾生たちは、私にもそれを見せてくれます。
その中に、「先生、模試の県内順位が1位だったんです!」という子が登場。
他にも、科目別順位で「全国1位」になった子など、当塾には私が想定していない結果を持ってきてくれる子たちがいます。
「大学入学共通テスト、9割突破!」
彼は中学生の時に当塾に入塾しました。
面談の時に親御様が発したあるキーワードを私は聞き逃しませんでした。
今の成績はどうあれ、これは面白いことになってくるかもしれないと、私はなんとなくそう思って親御様の話に耳を傾けていました。
彼が高校生になってから、何かやってくれそうな気配は漂ってはいたのですが、待てど暮らせど面白いことは何も起きませんでした。
私の勘違いだったのかもしれない……
そんなとき、彼が予想だにしないとあるショッキングな出来事が起こりました。
その影響もあり、「先生、暇になっちゃった!」と、彼が私に言ってきたのです。
私は、「そうか!暇なら勉強でもしてみたら!」
そんな短い会話だけでしたが、多くを語らない彼を私はそっと見守ることにしたのでした。
この日を境に彼は籠って勉強するようになり、成績はみるみるうちに上昇し、「どれでも解ける!」と自信をつけていきました。
「共通テストでも全部解いてやります!」と冗談を言えるまでに気持ちは回復し、そして受験の日を迎えたのでした。
「先生、ミスってしまいました!9割しか取れなかった!くっそ〜!」
しかし、彼はその後に面白いことをやってくれたのです。
私大の一般入試で満点を取ってしまったのでした。(点数開示で確認済)
「これは不合格者ってことですか!?」
中学受験をしたいということで問い合わせをしてきた子。
面談で「他の塾さんの方が合格者数多いですよ。」という私の説明は耳に入らず、「ここの塾がいいと聞いたので!」ということで入塾することになったのでした。
この子を指導する中で、私はあることに気がつきました。
「私を睨みつけてくる……これは!」
親御様が勉強しない我が子の姿を見て、「こんなんじゃ合格するわけがない!」と不満をぶつける中、私は「この子は化けるな!」と考えていました。
入塾してから2年3ヶ月が経過し、入試まであと1ヶ月となったその時、親御様から急な相談が入りました。
「先生、うちの子がぁぁ……!」
それは、私が待ちに待った瞬間でした。
合格発表の日、親御様から塾に連絡が入りました。
「先生!うちの子の受験番号が出ているのですが…、これは不合格者ってことですか!?」
「出願大学合格率100%」
昨年度の入試でもこんな子がいましたが、今年度の入試でも登場!
高校入試を終え、高校生になっても継続して当塾に通い続けた子です。
どうしても入りたい大学があるということで、高校入学後も努力を続けていました。
少しでもミスをすれば不合格になってしまうかもしれないほど、その大学では人気のある学部学科を志望していました。
入るチャンスはどこにあるのかと考えた末、私はあることを彼女に提案しました。
「共通テストだけど……」
この子を合格へと導くためにはこの方法しかないという結論に私は達していました。
当然、塾生は「本当にそれでよいのですか?」と不安を口にしましたが、私は迷うことなく「よい!」と断言したのでした。
大学入学共通テスト終了後、自己採点の結果には私の提案の効果が随所に出ていました。
とりあえず作戦成功となったわけですが、ここからが本番です。
出願した私大をいくつも受験しながら、本命の大学の入試の日が近づいてきました。
「後悔しないように頑張ってきます!」という覚悟の言葉を私に伝え、この子は受験会場へと向かっていったのでした。
合格発表日、受験したすべての大学の結果を報告してくれました。
思い続けた本命の大学はもちろんのこと、受験したすべての大学に合格していたのでした。
この作戦は見事に成功したわけですが、準備を怠らず、本番で確実に力を出しきった塾生の努力の日々を私は決して忘れることはないでしょう。
「頑張りすぎないように!」
何が起きているのか?
小学生・中学生・高校生の塾生たちから、ある報告がこの1年間数多くありました。
それは、学校のテストで1位となった科目です。
その科目はどれかに偏っているわけではなく、英語・数学・国語・理科・社会と様々です。
しかも、得意としている科目だけというわけではなく、不得意な科目で1位という子たちも。
当塾で行っている小学生と中学生が対象の全国模試でも同様の結果を出してきます。
塾生の皆さん、頑張りすぎないようにお願いします!
「急変する高校入試に果敢に挑戦!」
問題の傾向が急変している長野県立高校入試。
この入試でも、塾生たちは諦めることなく闘い続けてくれました。
平成5年度の高校入試は、早い段階から私立高校や前期選抜に逃げる子が多かったという特徴がありました。
しかし、当塾の塾生たちは自分の目標を見失うことなく攻め続けていました。
それは、志望校に合格するために必要な学力をはるかに超えても。
合格発表の日、「合格しました〜!」と塾へ連絡してくれる塾生たち。
毎年のことですが、合格しても勉強し続ける塾生の姿を見ると、逞しく育っているなと私は目を細めてしまうのです。
「卒塾生、成績優秀者で表彰される!」
国立大学へ進学した塾生が、大学卒業時に成績優秀者で表彰されました。
この子が当塾に入塾したのは、中学3年生の10月31日でした。
すでに第3回総合テストを終えており、この時期に塾へ相談に来るのは「緊急事態」と言えます。
話を聞くと、「他塾に通っているが、総合テストで100点近くも下がり、このままでは志望校に行けなくなってしまうので助けてほしい。」という内容でした。
当時、当塾の中3生達は総合テストで快進撃を続けており、その噂を聞いて訪ねて来た様子でした。
志望校への合格はかなり厳しい状態でしたが、通っている塾をやめることを条件に私は入塾を認めたのでした。
下降した成績を回復させるために、私は特別なことを一切行いませんでした。
というよりも、する必要がないのです。なぜなら、成績は勝手に上がるからです。
案の定、第6回総合テストまでに5教科中3教科で自己ベストを叩き出し、自分で勝手に志望校に合格できる学力を手に入れてしまいました。
こうして無事に高校受験を終え、高校生になっても同じように当塾で学習を続けた結果、現役で国立大学に合格したのでした。
そして大学卒業時、この子から塾へ電話が入りました。
「大谷先生、ありがとうございました。」
あまりにも印象的だった出来事が多すぎてすべてを書ききれませんが、ほんの一部だけ昨年度の当塾の出来事をご紹介いたしました。
受験した塾生全員から合格の報告を受けておりますが、気を抜くことなく今後も塾生たちと向き合っていきたいと思っています。
14年目も引き続き、大谷塾の開設当時同様、子どもたちの潜在能力を引き出し、頑張る子どもたちをしっかりとサポートしていく所存です。
大谷塾をよろしくお願いいたします。
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